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2011年02月26日

出雲北海岸の海食洞・猪目洞窟。

ちょっと考えがあって、出雲方面を車であちこち回ってきました。
その途中、出雲の北側の日本海に面した海岸を移動していると、大きな岩壁の下に何やら穴が開いているのが目に入りました。
いったい何?
さっそく車を停めて、様子を探ってみることにしました。

猪目洞窟・その1
これは車道上から見た、その穴の様子。
手前は漁船置き場になっているのですが、奥には祠があって、背後には洞口が開いていました。

猪目洞窟・その2
一段降りて、洞口へ。
思ったよりも奥は深そうです。

猪目洞窟・その3
中に入ってみると、外から感じたとおり、奥はけっこう深い!
洞口から入り込んでくるわずかな光を頼りに、どんどんと進んでいきますが、足元は不安定で要注意。
もうここら辺で進むのは限界か?と思われる場所が、洞窟の最奥部でもあったようなので、フラッシュを光らせてカメラで撮影し、確認。
やはりすぐ先で、行き止まりになっている様子でした。

猪目洞窟・その4
その最奥部から振り返った、洞口方面。
外の光は随分と向こうです。。

猪目洞窟・その5
低い天井に頭をぶつけないよう、慎重に洞口まで戻りました。

猪目洞窟・その6
外に出ると、冬にしては明るい日本海の景色が広がっていました。

洞窟というのは石灰岩が水に溶かされてできた鍾乳洞、火山の噴火時に様々な成因で生じる火山洞などが主なものですが、この猪目洞窟は打ちつける波の力で岩が削られてできた海食洞でしょう。
海食洞はそれこそ海岸には、無数といってよいくらい存在するのですが、いずれもごく浅いものばかりで、ここのように細長く、いかにも洞窟らしい形状になっているのは稀のようです。
奥行きは30m程度ではありましたが、思いがけず久し振りのケイビング気分を味わったひと時となりました。

ところでこの洞窟への降り口のところに、出雲市の教育委員会によって記された案内板が立てられていました。
以下にその内容を転記しますので、参考までにご覧ください。

国指定史跡 1957(昭和32年)7月27日指定
猪目洞窟遺物包含層

県指定文化財 1974(昭和49年)12月27日指定
猪目洞窟遺跡出土遺物

この洞窟遺跡は、1948(昭和23年)に、漁船の船置場として利用するため入口の堆積土を取り除いた時に発見されたものです。
凝灰岩の絶崖にできたこの洞窟は、東に向かって開口しており、幅約30m、奥行き30mあります。
この遺跡は、縄文時代中期の土器片も少量採集されていますが、弥生時代以降、古墳時代後期まで(2300~1400年前)の埋葬と生活の遺跡といえます。
埋葬の遺跡としては、人骨が13体以上見つかっており、特に注目されるものとしては、南海産のゴホウラ製貝輪をはめた弥生時代の人骨や、船材を使った木棺墓に葬られた古墳時代の人骨、稲籾入の須恵器を副葬した人骨などがあります。
生活の遺跡としては、各種木製品、土器、骨角器などの道具や、食料の残滓と思われる貝類、獣骨、鳥骨、木の実など、また多量の灰などがあります。
発見当時、大社考古学会により調査が行われた関係から、出土品は現在、大社町の史跡猪目洞窟包含層出土品収蔵庫で保管されています。

2011年02月26日 洞窟・ケイビング コメント:0












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