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2010年03月15日

矢筈ヶ山から大休峠、そして敗退。

昨日の続きです。
今回の山行では3日間で最低でもユートピア小屋まで、可能ならば天狗ヶ峰から槍尾根を下ってもっと向こうまで行こうという計画だったのですが、雪質の悪さは極端です。
天候も悪化するという予報なので、昨夜のうちに今日は大休峠から香取方面に下山(まあ敗退です)、ということを決定しました。

矢筈ヶ山から大休峠・その1
明るくなるのを待ってビバーク地を出発。
前方に聳えるのは小矢筈(こやはず)です。

矢筈ヶ山から大休峠・その2
小矢筈の登り。
遠目には雪がなさそうに見えたのですが、実際は雪の上をずっと歩いていくことができました。

矢筈ヶ山から大休峠・その3
小矢筈の上で、ワカンからアイゼンに履き替えます。
ここら辺から風が非常に強くなり、この頂稜のすぐ先で現れる、極端に痩せた一歩の踏み出しには少々緊張しました。

矢筈ヶ山から大休峠・その4
小矢筈の下り。
長さは短いのですが、傾斜の強い岩場となっているので要注意です。

矢筈ヶ山から大休峠・その5
完全に下りきった地点から見上げた小矢筈。
左奥の枝の間に見えるのは甲ヶ山(かぶとがせん・1338m)です。

矢筈ヶ山から大休峠・その6
さてその先は、再びワカンを履いて、重い湿った雪の上を歩いていきます。
ガスが濃くなり、風が吹付け、おまけに雨まで降ってきました。
木々がゴーゴーと唸り声を上げていて、完全に嵐のような状況です。

矢筈ヶ山から大休峠・その7
矢筈ヶ山(やはずがせん・1358.6m)頂上。
標識にはなぜか温度計が取り付けられていたので目盛りを見ると、ちょうど0℃を指していました。
そしてここから大休峠への下りとなるのですが、5分ほど進んだところで違和感を感じ、地図とコンパスで現在位置を確認。
すると何と頂上から北西方向に伸びる、甲川のゴルジュの方に続く尾根を下っていることが判ったのでした。
慌てて頂上へと戻りました。

矢筈ヶ山から大休峠・その8
再度立った矢筈ヶ山頂上で、コンパスを振りながらルートを考えていると、濃いガスがわずかに切れて、大休峠に続く尾根の全容が姿を現してくれました。
見失わないよう、しっかりと方向を見定めてそちらへと進みます。

矢筈ヶ山から大休峠・その9
やっと辿り着いた大休峠小屋。

矢筈ヶ山から大休峠・その10
しかしここから香取までも、平坦な樹林帯を進むところでルートの判断はなかなか難しいところです。
地図とコンパスを駆使して、岩伏別れまで到達した時には、ほっと胸をなで下ろしました。
この近辺は、私以上にこの山域に精通した地元の先輩方でもよく迷う、要注意地帯なのでした。

さてこの後は、出発時と同様にREIさんに香取まで迎えに来ていただき、無事に帰路につくことができました。
(REIさん、ありがとうございました。)

今回の山行は、とにかく腐った雪のために行程がはかどらないうえ、予想以上に体力も削ぎ取られてなかなか辛いものがありました。
それでも同行した小松くんは、大山の山深さと地形の複雑さに感心したようで、とても良い山だと言ってくれました。
可能ならば来年以降にまた機会を作り、二人でこの縦走の続きを歩いてみたいものだと話し合いました。

2010年03月15日 伯耆大山と周辺 コメント:0












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