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2009年03月28日

三鈷峰・北東ルンゼ左ルート(仮称)。

今日は伯耆大山の北東に隣接する三鈷峰(さんこほう・1516m)を、ピークの北東側に詰め上げるルンゼから登ってきました。

今日の本来の目的は、よく締まった残雪の三鈷東谷を詰めて、ユートピア小屋まで行くこと。
しかし今週は寒い雨降りの日が続き、山には相応の新雪が積もっていることが予想されました。
本来ならば残雪期向きのコースは避けるべきなのでしょうが、特にこれといった代案もなく、行けるところまで行ってみようかということで、何となく予定通りに三鈷東谷へ向かうことに。
雪道に車を走らせ、川床から大休峠には向かわずに、下を流れる阿弥陀川の遡行を開始しました。

三鈷峰北東ルンゼ・その1
新雪に足をとられながらの歩き。
阿弥陀滝下の二俣を、左の東谷に入って間もなくの辺りです。
ここまで渡渉も多く、進むのには少々難渋しました。

三鈷峰北東ルンゼ・その2
歩きはじめて1時間半くらい経つと、さすがに沢は雪に覆われて、渡渉をする頻度はぐんと少なくなってきました。
しかしラッセルは少々厳しく、膝上から深いところでは腰まで没するくらいの状況です。
このままこの谷を詰めるか、それとも引き返すか…。
進退を迷いながら進んでいくと、目の前に三鈷峰の姿がどーんと現れました。
観察するとピーク近くまで、2本のルンゼが伸びている様子が見てとれました。
右手(A)のルンゼはすっきりしていますが、やや傾斜が急で新雪が多いと危ない感じです。
一方左手(B)のルンゼは、傾斜が緩くて一気に稜線まで駆け上がれそうです。
このまま延々と東谷を詰めても時間がかかるばかりなので、予定外の行動ではありますが、Bのルンゼを詰め上げてしまおうということでメンバーの意見が一致しました。

三鈷峰北東ルンゼ・その3
ヘルメットとハーネスを装着し、ルンゼ内に突入。
積雪の状況は、新雪ではあるものの湿り気があってそこそこ落ち着いている感じです。
しかし200mくらいに渡ってルンゼ表面の雪が滑り落ちた跡があるので、やっぱり雪崩には要注意!
スピード命!で駆け上がります。

三鈷峰北東ルンゼ・その4
やがて傾斜が45度くらいになる辺りで、新雪の下の堅雪も出てくるようになったためアイゼンも装着。

三鈷峰北東ルンゼ・その5
さらに登ると傾斜は緩くなり、三鈷峰とすぐ東に隣接するピークとの間のコルへと抜け出ました。
あっけない感じでしたが、雪の状態があんまり良くはない状況で、スピーディーに登れるラインを選んでのことなので、まあこんなものでしょう。

三鈷峰北東ルンゼ・その6
その後稜線を10分ばかり登って三鈷峰の頂上へ。
尾根の向こうには、先週登った矢筈ヶ山(やはずがせん・1358.6m)や甲ヶ山(かぶとがせん・1338m)もずぅーっと連なっていて、なかなか楽しい気分でした。

三鈷峰北東ルンゼ・その7
さて下山はユートピア小屋の手前から、宝珠尾根には向かわずにすぐ右下に落ちている、剣谷を下降しました。
剣谷は途中幅が狭まっている箇所もあり、やはり雪崩には注意が必要ですが、今日のような雪の状態ならばそれ程危険はなかったと思います。

三鈷峰北東ルンゼ・その8
そして最後の難関・阿弥陀滝へ。
この阿弥陀滝は昨年も懸垂下降しているのですが、今回のほうが下の雪が少なくて下降距離は長くなりました(ほぼ50mロープいっぱい)。
また途中からは流水中を降りてくることとなり、けっこう辛いものがありました。
その後は再度阿弥陀川の下降を1時間で、やっと出発地点の川床に帰着しました。
行動時間は10時間程でしたが、なかなかくたびれた山行でした。

ところで今回登ったルートは、アプローチが不便ということもあり、ほとんど登られていないラインだと思います。
名称は三鈷峰の北西側に落ちるルンゼであり、左右2本あるうちの左側なので、とりあえずは「三鈷峰北東ルンゼ左ルート」としておきます。
もしもっとふさわしい名前があるという意見があれば、そちらを検討したいと思いますので、何かあればご連絡をいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

2009年03月28日 伯耆大山と周辺 コメント:5

きもとさん、こんばんは。
今回はニアミスでした。
剣谷を下っていたトレースはきもとさん達のだったのですね。
お疲れ様でした。

自分たちは稜線から剣谷を滑りに元谷から宝珠尾根を越える前に、大ガレ(屏風中)で遊んでいたので遅くなって、お会いできなかったみたいです。

東谷のAルンゼは滑降にそそられます(苦笑)

2009年04月01日 野人 URL 編集

野人さん、こんばんは。
屏風中をスキーで滑るとは…凄いですね。
ぜひ記録を読みたいです。
三鈷峰のAのルンゼも、傾斜はそこそこ急だと思うのですが、野人さんならば何なく滑り降りてしまうのでしょうか??
ところで我々の後、剣谷も滑降されたのですね。
今回の同行者の内の2名もスキーヤーで、次回はスキーで下降したいと言いながら歩いていました。
私はこの冬も結局スキーを始めることができませんでしたが、来シーズンはぜひチャレンジしたい気持ちです。

2009年04月02日 きもと URL 編集

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2009年04月03日 編集

きもとさん、こんばんは。
本日、「三鈷峰・北東ルンゼ左ルート」滑って来ました。

>野人さんならば何なく滑り降りてしまうのでしょうか??
そんな事はありません。
今日は雪質が非常に悪く、滑降というよりも「下降」といった、単にスキーを履いて下っただけのイマイチな滑りでした。

Aルンゼは雪が繋がっていなくて今回はダメでした。次回のお楽しみですが、全ての条件が整わなければ滑れる斜面ではないですね。

来シーズンは山スキーをする余裕があるといいですね!

2009年04月06日 野人 URL 編集

野人さん、こんにちは。
大ガレ・剣谷の記録と併せて、三鈷峰の記録を拝見しました。
気になったルートをすぐに滑りに行かれるとはさすがです。
今回はあまり雪質が良くなかったようですが、来シーズン以降、右ルートも一緒に滑れると良いですね。
ところでルート名ですが、ちょっと一考の余地有りかと感じました。
登る者の立場で右・左と言っているのですが、滑る方からすれば逆になるので、あんまり良くないですね。
近いうちに井上と相談し、より適切な名称がないものか検討してみます。

2009年04月06日 きもと URL 編集












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